最近はeスポーツが一般にも認知され、子供の将来の夢にも「プロゲーマー」や「ゲーム実況者」が上位にランクインするなどゲームが市民権を獲得しようとしています。
そんなプロゲーマーやゲーム実況者になるために必要なのがゲーミングPCです。
とはいえ「ゲーミングPCは一般的なPCよりも高価でパーツもよくわからないから手が出しにくい」という人も多いと思います。
そんな人たちのために、この記事では初めてゲーミングPCを買う人にもわかりやすくゲーミングPCについて解説し、おすすめのゲーミングPCとBTOメーカーを紹介します。
目次
ゲーミングPCの選び方
ゲーミングPCのおすすめスペック
まずは主なパーツの最低限必要なスペックと簡単な説明をまとめておきます。
最低限必要なスペック | 説明 | |
---|---|---|
グラフィックボード | Ge Force GTX 1660Ti 以上 | ゲーム画面のグラフィック描画処理などを行う。 高画質、高フレームレートでプレイするために最も重要なパーツ。 |
CPU | Intel Core i5 以上 or AMD Ryzen 5 以上 | PCの演算処理全般を担当。 ゲームを含むすべての機能の速さが変わります。高フレームレートを出すためには高性能が必須。 |
メモリ | 16GB 以上 | PCが一度に処理できる容量。 少ないと動作が遅くなったりカクつきが発生する。 |
SSD/HDD | SSD 500GB + HDD 2~3TB | データの保存領域。 SSDのほうが高速で読み込めるのでストレスフリー。 |
価格 | 15~20万円 | 低画質設定で動けばいいレベルなら10万円程度でも買えるものもある。 |
この後説明する細かいパーツの説明を読むのがめんどくさい人はこの表でざっくり理解してくれればOKです。
基本的にはこの表以上のスペックのPCならほとんどのPCゲームを快適にプレイできます。
上記の条件を満たし、コスパも高いドスパラの「GALLERIA AXF」はプロゲーマーでも満足できるほどのスペックでおすすめのゲーミングPCです。
グラフィックボードが一番重要
グラフィックボード(通称:グラボ)はゲーム画面の映像描画処理を行うパーツで、一般的なPCとゲーミングPCの一番の違いがグラフィックボード搭載の有無です。
基本的にグラフィックボードがないとPCゲームはできないと思っていいです。
ゲーミングPCで一番お金をかけるべきパーツなので、ほかのパーツの予算を削っても最新の性能のいいグラボを買いましょう。
グラボのスペックが高いほどフレームレート(fps)を上げることができ、フレームレートが高いほど動きが滑らかに映るため、ゲームプレイ時の判断も素早く行えるようになります。
グラフィックボードは種類も多く、初心者には細かい違いを比較するのは難しいのでおすすめのグラフィックボードを以下に3つ紹介しておきます。
おすすめのグラフィックボード
- 値段は高くても240fpsでプレイしたい&4Kゲームをプレイしたい最高品質を求める人向け:RTX 2080ti
- ゲーミングモニターで144fps以上のぬるぬるでプレイしたいコアゲーマー向け:RTX 2060 SUPER
- 画質を落とせば100fps以上でプレイできる。一般ゲーマー向け:GTX 1660 SUPER
上からハイエンド・ミドルハイ・ミドルとランク分けされているグラフィックボードです。
予算とプレイしたいゲームや画質、fpsなどと相談して3つの中から選びましょう。
CPUはPCの頭脳
CPUはパソコンの演算処理機能を担うパソコンの頭脳ともいえる重要なパーツです。
ゲーム画面の映像部分はグラフィックボードが担当し、それ以外の当たり判定や動きの入力などはCPUが処理をしています。
そのため、グラフィックボードだけ高級なパーツを使ってもCPUが低スペックだと処理が追い付かず動きがカクついたりラグが発生したりとグラボの性能を活かせなくなります。
また、CPUはパーツの交換が面倒なので予算を惜しまずに長く使える高スペックなCPUを選びましょう。
CPUは世界的に「Intel Core」と「AMD Ryzen」の2つのメーカーがシェアを取っていますが、どちらを選んでも問題ありません。
簡単に2つを比較すると
・AMD : Intelに比べてコストパフォーマンスが非常に高いが稀に相性が悪いソフトがある。
Intel は Core i3~i9 、AMD は Ryzen 3 ~ 9 があり、後ろの数字が大きいほど高性能でゲーミングPCなら Intel Core i5 以上、AMD Ryzen 5以上は必須です。
メモリは最低16G
メモリの大きさはパソコンが一度に処理できる容量です。
メモリが少ないとゲームを動かしたときに動作が重くなったり、ブラウザなどほかの機能を利用している時にゲームが動かなかったりとストレスを感じる場面が増えてしまいます。
快適なゲームプレイを求めるならメモリは最低でも16GBは必須です。
32GBまではほとんどの人が必要ないので、別のパーツに予算を回したほうが効果的にPCのスペックを上げられます。
SSDを積むことでゲームがストレスフリーに
SSDはHDDに比べてデータの読み込みを約3倍近く早いスピードで行うことができる記憶媒体です。
ゲームをSSDにインストールしておくことで起動時間やロード時間を短縮することができます。
また、Windowsやファイルの読み込みも早くなるのでPCのありとあらゆる動作がスピーディーで快適になります。
SSDはHDDに比べて容量あたりの価格が少し高いのでHDDと併用するのが一般的です。
どれくらいあればいいかよくわからないという人は、SSD 500GB + HDD 2TB の構成がおすすめです。
SSDにゲームとOSを入れて画像や動画ファイルは大容量のHDDに保存して快適なPCライフを送れます。
電源は必要電力の2倍
電源はBTOメーカーのゲーミングPCを買うなら特に変更しなくても問題ありません。
基本的にBTOメーカーが組んでいるゲーミングPCにはカスタムなしでも搭載されているパーツに十分電力供給できるだけの電源ユニットが積んであるからです。
もし自分でパーツを追加したり、変更した場合は全体の消費電力の2倍以上の電源ユニットを用意しましょう。
ギリギリの電源ユニットを使うことで電源だけではなく、グラフィックボードなど高価なパーツまで壊れてしまう可能性があるのでケチらず必要な電源ユニットを搭載しましょう。
おすすめのゲーミングPCランキング
1位 【ドスパラ】GALLERIA AXF (ガレリア AXF)
CPU | Ryzen 7 3700X |
---|---|
グラフィックボード | GeForce RTX2070 SUPER |
メモリ | 16GB |
SSD | 512GB NVMe |
HDD | 2TB |
電源 | 650W |
価格 | 165,980 円 |
特徴 | 高性能かつ最高のコストパフォーマンス。 |
BTOメーカーでも最大手であるドスパラのゲーミングPC「GALLERIAシリーズ」の中でもコストパフォーマンスが最も高い「GALLERIA AXF」
CPUにコスパ最強の Ryzen 7 3700X 、グラボに高スペックの GeForce RTX2070 SUPER を採用しています。
そのため、カスタマイズをしなくてもフォートナイトや Apex Legends などの人気ゲームを最高画質かつ 144fps 以上でプレイすることができます。画質設定を下げれば240fpsでのプレイも可能。
FPSやTPSなどフレームレートが勝敗を分けることもあるゲームをプレイするなら GALLERIA ÅXF が最高のコストパフォーマンスでしょう。
スペックの高さを生かして高画質でプレイしつつゲーム配信を行ったり、重たい動画編集でもサクサク快適に動いてくれます。
カスタマイズ性はあまり高くないですが、HDDやSSD、メモリに電源など変えたいパーツは一通り変えられるので気になりません。
ドスパラはポイント還元やキャンペーンも高い頻度で行われているのでお得にゲーミングPCを買いたいならおすすめです。
分割払い手数料がゼロ円なので48回払いにすれば月々3900円で高スペックゲーミングPCを購入することができます。
CPUがIntelではないことに不安を感じる人はCPU以外ほぼ同パーツが使用されている「GALLERIA XF」がおすすめです。
AXF と比較しても価格も誤差の範囲内で発送は最短で即日と非常に速いです。
2位 【パソコン工房】LEVEL-R040-i7K-VWVI-CR
CPU | Core i7-9700K |
---|---|
グラフィックボード | GeForce RTX 2080 SUPER |
メモリ | 16GB |
SSD | 500GB NVMe |
HDD | 2TB |
電源 | 700W |
価格 | 189,980 円 |
特徴 | フォートナイトプロも愛用。ヘビーゲーマー向け。 |
フォートナイトのプロチームであるCrazy RaccoonコラボゲーミングPCシリーズの上から2番目のスペック。
最新のハイエンドグラフィックボードGeForce RTX 2080 SUPER を積んでいるのでフォートナイトやApexもやらくらく240fpsでプレイできます。
CPUも高性能な Core i7-9700Kを積んでおり、ほかのパーツもハイスペックなものばかりで数年間パーツの入れ替えをしなくても最新ゲームについていけます。
また、4K画質にも対応している数少ないグラボでもあります。
無償1年保証がついおり、最大4年保証にアップグレードもできるので初めてゲーミングPCを買う人も安心です。
人気製品のため発送が非常に遅く、出荷まで4週間かかることもあるので気長に待てる方におすすめ。
3位 【ドスパラ】GALLERIA XT(ガレリア XT)
CPU | Core i7-9700 |
---|---|
グラフィックボード | GeForce GTX1660 Super |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
SSD | 512GB NVMe |
HDD | 1TB |
電源 | 500W |
価格 | 124,980 円 |
特徴 | ミドルクラス最高のコスパ。ライトゲーマー向け。 |
1位と同じくドスパラの GALLERIA シリーズで比較的安価な GALLERIA XT
最新CPUの Intel Core i7-9700 と、ミドルスペックのグラフィックボード GTX1660 Super を採用しています。
を画質を落とす必要はありますが、フォートナイトや Apex を 144fps でプレイできるので十分高性能といえるでしょう。
CPUの性能が高いので画質を上げたいと感じたらグラフィックボードを高性能なものに替えれば高画質でプレイすることも可能です。
メモリ、SSD・HDD、電源など、ほかのパーツも十分なスペックで13万円を切るコスパの高さはゲーミングPCを初めて買う人におすすめです。
ドスパラの人気ゲーミングPCランキングでも2位になっており、注文から最速なら即日出荷で2~3日後に届くスピード感も嬉しいポイント。
おすすめのBTOメーカー
BTOとは「Build To Order」の略で受注生産という意味で、BTOメーカーは自分で選んだPCパーツをメーカーで組み立ててもらい完成品を購入することができるパソコンメーカーです。
ドスパラ
安心と信頼の最大手BTOメーカー「ドスパラ」
ハイエンドからローエンドまで幅広い製品を確かな品質で取りそろえ、価格も安いので迷ったらとりあえずドスパラを選んでおけば間違いなし!
ゲーミングPC「GALLERIA(ガレリア)」シリーズは評価が高く、リピーターも多い人気製品でヘビーゲーマーもライトゲーマーも満足できる充実のラインナップが揃っています。
発送が早くゲーミングPCでも製品によっては即日発送で2~3日で到着します。
セールやキャンペーンもよく開催されており、ポイントが貯まりやすいのも魅力的です。
ドスパラポイントはSteamのウォレットに変換することもできるのでゲーミングPCを買ったポイントでPCゲームを買うことだってできちゃいます。
パソコン工房
豊富なラインナップを誇るゲーミングブランド LEVEL∞(レベルインフィニティ)を展開するBTOメーカー「パソコン工房」
フォートナイトやPUBG、R6SなどプロゲーマーとのコラボPCが多く、自分の好きな選手や好きなゲームに合ったPCを選ぶことができます。
BTOメーカーの中でも価格が安い製品が多いのでコスパが高いゲーミングPCを探している人におすすめです。
24時間365日の万全のサポート体制が整っているのも初心者には嬉しいポイント。
製品によっては発送が少し遅いので気長に待ちましょう。
FRONTIER(フロンティア)
通常価格は他のBTOメーカーと比べて若干高めでコスパが高いとは言えませんが、FRONTIER の魅力はセールにあります。
毎日のようになんらかのセールが開催されており、モノによってはほかのBTOメーカーの製品に比べてもかなり安い掘り出し物が見つかることも。
中古パーツを使用した「アウトレット」や在庫を格安で販売している「即納モデル」などのお得な製品もあるので低予算でゲーミングPCの購入を考えている人は要チェックです。
ゲーミングPCと一緒に揃えたい周辺機器
おすすめのゲーミングモニター Acer KG251QIbmiipx
ゲーミングPCでプレイするからには最低でも144fps、理想は240fpsが出るゲーミングモニターを使いたいですよね。
そんなゲーマーの夢をかなえてくれるのがAcer のKG251QIbmiipx です。
0.5msの圧倒的な応答速度と240Hzで一瞬の判断の差が勝負を分けるFPSやTPSでも240fpsで快適にプレイできます。
24.5インチとゲーマーに使いやすいサイズで、液晶パネル周りのフレームがないゼロフレームデザインを採用しており、マルチディスプレイとして使用する場合も相性抜群!
144fpsで十分という人は同モデルのこちらをどうぞ。反応速度が0.6ms、144Hzになっており価格も1.5万円ほど安くなっています。
おすすめのマウス Logicool G PRO
FPS・TPSのプロゲーマーの使用者も多く、人気があるロジクールのゲーミングマウスGPRO
取り回しやすい無線タイプながら有線よりも早い応答速度でラグを一切感じません。
DPI(感度)の設定は100~16000の間で細かく調整することができます。
最大4つのサイドボタンを設定でき、専用ソフトでキーカスタムも可能。
軽くて手に馴染む使い心地で万人におすすめできるゲーミングマウスです。
おすすめのキーボード LogicoolG PRO X
プロのために作られたコンパクトなテンキーレスのゲーミングキーボード LogicoolG PRO X。
キーボードの使い心地に最も重要な軸を取り換えることができるので、WASDやよく使うキーのみ軸を変えて打感でホームポジションを確認したりと自分なりにカスタマイズすることができます。
ちなみに初期はすべて青軸です。
また、プレイ中にWindowsキーなど指定したキーを無効にして押しミスによる事故を防ぐゲームモードを搭載しており、マクロ機能もあります。
マウスに比べると優先度は多少低いですが、ゲームのモチベーションと細かなストレスをなくすためにゲーミングキーボードを買っておくとモチベも上がります。
デスクの角で手首が痛くなることがあるのでパームレストも合わせて買っておくと便利です。
おすすめのマウスパッド SteelSeries QcK
プロゲーマーも多く愛用しているマウスパッド SteelSeries QcK シリーズ。
滑らかにマウスが滑り、しっかり止まる。思った通りの動作をすることができます。
布製のため汚れた場合は水洗いできるので常に清潔に保つことができます。
サイズのバリエーションが豊富なので自分のデスクサイズに合わせた大きさのものを選びましょう。
FPSやTPSをプレイする場合はマウスを大きく動かす場面が多々あるので、デスク全体に広げられる大型マウスパッドがおすすめです。
おすすめのゲーミングPCランキングまとめ
ゲーミングPCは長く使うことになりますし、安い買い物じゃないので後悔したくないですよね。
自分のプレイしたいゲームや目指す環境、予算と相談してベストなゲーミングPCを選びましょう。
個人的にドスパラの GALLERIA AXF が高性能で一番コスパに優れておりおすすめです。
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